講談社文庫
2012-07-08 読了 (2回目?)
今回は、Vシリーズでありながら、保呂草潤平となぜか西之園萌絵がメイン。タイトルの文字通り、捩れた屋敷が舞台だが、シリーズ全体の流れもちょっと捩れているか。タイトルもそれを暗示しているのかもしれない。
例のお宝も登場。
Vシリーズを読み直すのは3回目だと思っていたが、もしかしたら2回目かもしれない、と思ったのは、ラストの保呂草潤平と瀬在丸紅子が話すシーンの会話にドキッとしたから。もちろん1回目でもドキッとしただろうが、その時はなにも気付いていなかったのでそのまま忘れてしまっていたのに対して、さすがに大きな設定だけは忘れていないので、こんなところにこんなことが書かれていたのか、という感じを味わうことができた。
そういう意味では、(頭の回転が悪い・記憶力の悪い)私のような読者には、二度(以上)おいしい小説。
いつもどおり、この小説を読んでいない人にはなんのことか全く分からないと思うが、ネタばらしをしても仕方ないので、こんなところで。
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