2017-01-13

キウイγは時計仕掛け, 森博嗣

講談社文庫
2017-1-13 読了

とある大学で学会開催中に、その大学で事件が発生する。それでも学会はほぼ予定通り行われる、という、なかなか微妙な設定。シリーズの関係者が集まるためには必要だろうが。

自分の知っている学会(大会)と違うところもあり、文化の違いか、面白い。例えば、開会式、招待講演会、設計の展示会、など。

大学の学長や副学長などは、学者というより政治家、というくだりは、ニヤリとしてしまう。

自分の読み方だと、だれが犯人だろうか、とかのメインの謎について、ほとんど考えずに読んでいる。

雨宮まみ氏による「解説」で、この一作だけを読むだけでなく、シリーズを通して読まないと、メタな話は楽しめない、というようなことが正直に書かれていた。
また、森作品の魅力というか、次の作品もつい読みたくなる理由として、このメタなストーリィとともに、森博嗣のいろいろな思考・考え方に触れることができる、ということが挙げられているが、同感だ。

またシリーズの最初から、読み直さなければ。

2017-01-02

モダン, 原田マハ

文藝春秋
2017-1-2 読了

New York Museum of Modern Art にいろいろな意味で関連する、短編小説集。

ピカソのゲルニカが「疎開」していた話とか、実際にあったことと絡んだストーリーが展開し、面白い。

歴史とかもそうだが、学校の教科書でみたり聞いたりするだけではなかなか興味がわかないが、(真実か否かはともかく)ストーリーがあると、関心を持ちやすい。(少なくとも自分は。)