2016-10-13

天国までの百マイル, 浅田次郎

朝日文庫
2016-10-13 読了 (2回目?)

笑いあり、涙あり、のお得意人間劇。
ストーリー自体は単純明快だが、それぞれの人物の過去というか経緯というか、が話の中で徐々に明らかになっていく。
親、子、夫婦、恋人、さまざまな関係の本質をさらりと語る台詞がよかった。

2016-10-10

理由, 宮部みゆき

朝日文庫
2016-10-10 読了 (2回目)

宮部お得意の、人物の人となりなどをエピソードを交えて描かれていくので、感情移入はしやすいが、長いので本筋を見失いやすい。
読むのが2回目というせいもあるだろうが、殺人事件の動機や他人が一緒に暮らしていた理由が弱い気がする。
文章の構成というかスタイルが、ライター(?)が事件の関係者に話を聴いたというノンフィクション風なので、これも上のように感じる要因になっているだろう。