2011-06-26

超巨大地震に迫る 日本列島で何が起きているのか, 大木聖子, 纐纈一起

NHK出版新書
2011-06-26 読了

この本は2人の共著ということだが、あとがきによると、第4章以外は大木氏が執筆したとある。地震のその時感じたこと、悔悟、などの著者自身の思いが非常にダイレクトに伝わる。

地震・津波の基礎知識も分かりやすく、かつ簡潔にまとまっているが、ただの地震学の解説書ではないところとして、序章に「ドキュメント3.11」として地震当日の著者自身の対応、第5章で防災教育の重要性が、具体的な取り組みとともに記載されているところが目を引く。その意味では、本書のタイトルも違うもののほうが良かったかも知れない。

下記は第5章の引用文献。

ネットを検索していたら、このような会議が開かれていることを知った。直接は本書に関係ないが、メモとして。

2011-06-24

新選組始末記, 子母澤寛

中公文庫
2011-06-24 読了 (2回目?)

勢いでこちらも再読。しかしこれは小説というより、資料・回想録集という感じで、手紙などは原文のままなのか、一部読み下しもあるが漢文の候文で、非常に読みづらい。ただ作者は異なる証言がある場合などもできるだけ客観的に検討し、妥当と思われる説を採用するなど、歴史の検証が第一という感じだ。その点、司馬遼太郎の小説は読みやすいが、かなり作者の創作が多いと思われるのと対照的だ。

2011-06-23

ガラパゴス化マスメディア

国内メーカが作る携帯電話が、日本独自仕様で進化している様子を指して「ガラパゴス化ケータイ」「ガラケー」などと呼ばれている。

しかし、そのように呼んでいる日本の新聞・テレビ局などのマスメディアは、進化というかどうか不明だが(むしろ退化か)、内にこもって、規制・慣習・言語にも守られて独自の世界に安住している。ある意味で最もガラパゴス化している業界の一つではないか。当然、世界に打って出ることはないので、日本の世代構成に合わせた番組づくり(すなわち高年齢層向け)がどんどん進んでいく。タレントやキャスターも、高年齢層に馴染みのある人(みのもんた、島田紳助、ダウンタウン etc.)が何十年もずーっと出続ける一方で、若いタレント・芸人などはどんどん使い捨てられていく。まさに日本の縮図。

別に、見なければ良いので、個人的には問題はないが、多くの人が影響を受けて「世論」が作られるのでやっかいだ。結論はない。

2011-06-19

新選組血風録, 司馬遼太郎

2011-06-18 読了 (2回目?)

短編集。どの話でもほぼ必ず死人が出る。個性豊かな登場人物達のそのような異常な日常を、おかしみも交えた独特の筆致で描く。というか私の貧弱な語彙では表現できない。
最近BSで放送しているらしい。久しぶりに読んだら(前回はおそらく5年以上前)、主題くらいは記憶にあるものもあったが、筋などはほとんど忘れていて新鮮に読めた。また時代物にはまりそうだ。

2011-06-04

国会採決欠席議員は有権者の負託を無視しているのでは

6月2日に、菅内閣に対する内閣不信任決議案が反対多数で否決された。こんなときにこんなことをやっていることの是非は私が書くまでもなくいろんな人が意見を表明している。

今回気になったのが、小沢一郎ら複数の議員が採決を欠席・棄権したということ。国会議員は有権者である国民の選挙で選ばれている。そのため、少なくとも彼らに投票した人、広くは彼らの選挙区の全住民を代表して行動すべきであるはずである。しかしながら国民の負託を受けた議員が、その権利を棄権するなどあって良いことだろうか。少なくともまともな有権者なら、そのような身勝手な行動をした議員を次の選挙で信任すべきでないと思う。

欠席者・棄権者が調べたいと思っているが、その一次情報はどこだろうか。