2011-06-24

新選組始末記, 子母澤寛

中公文庫
2011-06-24 読了 (2回目?)

勢いでこちらも再読。しかしこれは小説というより、資料・回想録集という感じで、手紙などは原文のままなのか、一部読み下しもあるが漢文の候文で、非常に読みづらい。ただ作者は異なる証言がある場合などもできるだけ客観的に検討し、妥当と思われる説を採用するなど、歴史の検証が第一という感じだ。その点、司馬遼太郎の小説は読みやすいが、かなり作者の創作が多いと思われるのと対照的だ。

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