2012-08-05

四季 冬, 森博嗣

講談社文庫
2012-08-05 読了 (2回目??)

いつ頃の時代の話かよく分からないが、かなり後のようではある。おかげでややSFチックな雰囲気がある。まあ森博嗣の作品はいろいろな機械などが出てくることも多いので、少なからずSF的でもあるが。

かなり模糊とした雰囲気。と感じるのは私だけか。

この作品だけでなく他の作品にも確か書かれていたが、人間の細胞は、古いものから新しいものにどんどん入れ替わっているので、そのようなことを突き詰めて考えれば、個人個人の identity は記号しかない、というのはそんな気がする。そうであれば、身体と人格(精神?)は原理的には分離可能ということになるのか?しかしそれが進化(変化)を続ける、というところが本質かもしれない。とするとやはり身体あってのものという気もする。


これでこのシリーズを全て読んだことになるが、以前借りて読んだ話と本当に同じなのか、そこが全く分からない、というか記憶がない。自分がなにか勘違いをしているかもしれない。

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