2011-09-25 読了
タイトルだけからは結構軽い感じで読めるエッセイ的な本かと思いきや、「自分」とはなにか、という哲学的な考察などのある、やや硬い内容だった。とはいえそこは森博嗣、やわらかい語り口で読みやすさへの配慮も忘れない。
著者も書いているが、「やや硬い内容」と感じるのは、敢えて抽象的に書いているからだろう。そもそも、本書の一番の主張はおそらく、
抽象化しよう。考えよう。
ということだろう。
それにしても、これだけの本をトータル12時間で書き上げたそうだ(執筆期間7日)。うんうんと唸りながら書いていたのではとても無理で、書きたい内容がほとんど頭の中にあり、とにかくタイプしてそれを記号化する、という作業なのではないかと想像する。とても真似できそうにない。
0 件のコメント:
コメントを投稿