三木俊哉 (訳)
ランダムハウス講談社
2011-02-06 読了
Apple の製品づくりの一端が伺える興味深い本。Steve Jobs のデザインにかけるこだわりの強烈さ、それを実現できる能力を持ったスタッフ(必要であれば外部に人材を求める)。
印象深いのは
複雑なものをシンプルにということ。世の中には難しい物事がたくさんある。例えば電話のように、それを実現するテクノロジーは殆どの人が理解していないが、誰でも使えるというものがある。コンピュータはまだまだ「誰でも使える」レベルではないが、マスマーケットにreachするためには、誰にでも使えないといけない。オタク向けでは「大ヒット」にはならない。これは難しいが、示唆に富む。
各章の最後に、Steve Jobs に学ぶ教訓がまとめられている。成功者のまねをしたからといって成功できるとは限らないが、非常に感銘を受ける。またなかなか真似できないだろうとも思う。
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