2019-10-01

必ずくる震災で日本を終わらせないために。, 福和伸夫

2019-10-01 読了
時事通信社

非常に多くの示唆に富む本。語り口調で書かれているので、割と厚い本だがすぐに読める。
  • 多くの企業などがBCPをつくっているが、周り(周辺環境、自治体、取引先、従業員、等々)も被災しているかもしれない、ということをどこまで想定しているか。
  • 市町村など地方自治体の場合、隣接する他自治体との連携は考慮されているか。
いつかは必ずくる大地震などに備えるといっても、なかなか実感がわかないが、想像力を働かせて、常日頃から意識し、対策を考えておくことが重要。

著者は建築学が専門で、自分は耐震設計などについては良く知らないので、「ベースシア係数」「地域係数」「振動特性係数」などなど、すごい考え方だなと思ってしまう。確かに、数値シミュレーションで実際に揺らせてみて、など、個別の案件でいちいちやるのは難しいのだろうが。

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