2012-04-13

工学部・水柿助教授の逡巡, 森博嗣

2012-04-13 読了
幻冬舎文庫

水柿君シリーズ(Mシリーズというらしい:森博嗣の自伝的小説?)の第2弾。前回よりもぶっ飛ばしている感じ。文中では「これは小説だ」と主張しているが、エッセイに近いかもしれない。まあそんなカテゴライズはどうでも良い。いよいよ小説家になる経緯(いきさつ)の話。

前作では、大学での話も結構あったが、今作は小説家としての部分の話がメインなため、大学生活の描写は極端に少ない。

それにしても、作者が意図したことだろうが、話が縦横無尽に行ったり来たり明後日にいったりして読みにくい部分が多い。まあ無理して読むなということか、ストーリィを追うだけが読み方ではない、ということか、タイトル通り逡巡しているのか。それでも続きが気になり、次作もすでに買っているのだが。

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