2012-04-10

変動する日本列島, 藤田和夫

2012-04-10 読了 (図書館)
岩波新書

買いたいと思っていたが、出版社で品切れ(重版未定)のようなので、図書館で借りて読んだ。

近畿地方を中心とする現在の地形のでき方を、地質学・地形学から明らかにするドキュメンタリー(?)。すべて理解できたわけではないが、数十〜百万年という長い(地質学的には短い)年月の間でダイナミックに変化する地形を読み解く、非常に面白い著書。活断層や地震の話も出てくる。この本が出版されたのは1985年で、もちろん野島断層などピンポイントの話があるわけではないが、しかし近畿地方にも活断層があることや、地震の危険性についても書かれている。

途中からかなり複雑な話になるのであまり理解できていないし、書かれているような変動が、どのような仕組みで起こるのか、というところもよく分からないが、大変興味深い。

それにしても、重版してほしい。なんのための再販制度か分からない。そもそも電子書籍にしておけば、「版」などほぼ意味がなくなるし、在庫を持っていなくても販売できる。出版社にとっても良い話もあると思うが。といういつもの愚痴はこのへんで。

旧版の岩波新書全てが在庫切れなわけではないことに、とりあえず安堵するが。

(参考)
本書にも少し話が出てくるが、著者が参加したカラコルム・ヒンズークシの調査の様子がwebで見られるようになっていた。netで検索したら出てきた。素晴らしい。

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