2011-01-01

ほったらかし投資術, 山崎元, 水瀬ケンイチ

朝日新書
2011-01-01 読了

この本の内容は、著者のお二人がブログ等のメディアで発信されていることをまとめたもののようにお見受けした。

ただし、水瀬氏が現在の自身の投資スタイルにたどり着くまでの変遷は、部分的にはブログに書かれていたと思うが、そもそも投資をはじめたきっかけが今回初めて明かされている(と思う)。序章は、そこからインデックス投資の良い点・特徴などへ話が進むという構成。

面白いのは、どちらがどの部分を担当したかがわかるようになっているところ。それによって水瀬氏が実践編・商品ガイド編を担当したとわかる。その部分は簡潔に、しかし必要なことが書かれている。この部分を読んでいて、フィナンシャルプランナーなど業界とは無関係の著者がこのような「使える」内容を書いてしまうと(書けることがわかると)、本業の人はちょっと商売がやりにくくなったりしないか、などと、余計な心配をしてしまう(銀座人「みんなの投資」という先例もあるが)。

一方で、山崎氏が担当した理論編は、「誰でもリスク資産の組み合わせは同じでいい」とか「インデックスファンドの頑強性」、「外債は不要」(とまでははっきりとこの本に書かれているわけではないが)など、内容は個人的には非常に納得出来るものの、専門用語(アクティブファンドなど)がいきなり出てくるなど、記載は明らかに初心者向けでなく、全体的に見るとややアンバランスに感じる。

とは言え、みんな同じリスク資産の組み合わせで良い、と言い切ってくれたほうが、迷いがなくて良い(私は本書のお勧めにはしたがっていないが)。

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