2009-03-17

科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている, 丸山茂徳

宝島社新書
2009-03-17 読了

「地球温暖化」に対する反証を、豊富なデータにより分かりやすく示している、非常に有用な本。このような週刊誌的なタイトルにするにはもったいない。

特に、過去の気温の推定、特に寒冷化と、中国王朝の変遷や日本での飢饉の発生に相関があることや、10万年周期をもつミランコビッチサイクルの中で、温暖な時期は2万年程度しか続かず、今の温暖期は既に1-2万年続いている、という話は説得力が高い。これだけいろいろなデータを示されたら、近い将来寒冷化に転じる可能性が高いという気がする。

この本は、気候変動の話にとどまらず、人口・食糧問題など、とるべき政策を提案している。2020年にはかなりの危機が顕在化するという予想は非常に重い。自分自身の人生にも大きくかかわってくる。この予想が当たって欲しくはないが、温暖化騒ぎに浮かれていては、取れる対策も取れなくなる。悲劇だ。

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