2012-05-19

人口動態統計

以前のエントリで、日本の原因別の年間死者数の統計としてどのようなものがあるか関心をもったので、Internetで検索してみた。すると、厚生労働省が「人口動態統計」という名前で、毎年(速報は毎月)発表されているようだ。


あたりまえといえばあたりまえだが、死因は病気が一番多い(だから厚生労働省が調査しているのか?)。しかし、気になるというか、見逃せない点として
  • 自殺者が年に3万人近くいる (2010年は29,554人)
  • 15歳から39歳までの死因のNo.1は自殺
  • 出生数は、1970年台前半の第2次ベビーブームの時は、年間200万人くらいだったのが、2010年は107万人
  • 婚姻件数はそれに比べたら減り方は緩やかで、 1970年台前半が約100万件/年に対し、2010年は約70万件
  • 離婚件数は急増: 1970年台前半の約10万件/年に対し、2010年は約25万件/年
などが目を惹く。

また、別の視点で、いわゆるガンだと思うが、「悪性新生物」が原因で亡くなられた方は、2010年で35万人で、人口10万人あたり280人の割合。これを多いと見るか、少ないと見るかはともかく、このようなデータがもとになって、(必要経費をガツンとのせたうえで)ガン保険などの保険料が決められているのだろうな、と思った次第。当然、これらのデータは年齢別にもあり、さらに都道府県別にもなっていて、保険業界には至れり尽くせり。こんなデータがタダで手に入るのなら、いったいなにに「経費」をかける必要があるのか知りたいものだ。所得税の控除でも、生命保険は優遇されているし。

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