2012-05-04

モモ, ミヒャエル・エンデ (著), 大島かおり (訳)

MOMO, Michael Ende
岩波書店
2012-05-03 読了

昔、家の本棚にこの本があったような気がするが、ついぞ読まないまま、こんな歳(どんな歳?)になってしまった。今回、たまたま本を手にとる機会があり、読むことができた。

「児童文学」ということになっているようだが、こんな歳(どんな歳?)の中年でも十分に楽しむことができた。扱われているテーマ「時間」も深淵だ。ストーリーもSFとも言えるしミステリとも言えるし、はたまた社会問題も入っているようなもので、中盤の逆境や後半のスピード感などによって、ついつい次のページをめくってしまった。

自分が、残りの人生の時間を意識せざるを得ない年齢になったからこそ、興味を惹かれたのかもしれない。

もちろん小学生高学年くらい(?)以降であれば楽しめるだろう。それぞれの読み方ができるのだろうと思う。自分は若い時に読んでいないので分からないが。

こんな本があるから読書は楽しい。

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