図書館
2008-11-15 読了
いつもながらに情報量が多い。特に
- 外国為替証拠金取引 (FX) の「スワップ金利」
- 外貨預金, 海外送金, コルレス口座
日本の銀行で外貨預金をすると、日本の銀行の自分の口座に外貨が入るわけではなく、その銀行が海外 (米ドルならアメリカ合衆国) の銀行にもつ「コルレス口座」に外貨が入る。日本からの海外送金も、たとえば米ドルを USA に送金するというのは、実は、USA の銀行のコルレス口座から送り先の口座へ米ドルが移動するだけで、日本の国内はほとんど関係ない、というのが面白い。FX の現受けや外貨の国内での引出しができない金融機関が多いというのも、この仕組みを理解していれば納得できる。
世界的な投資家 Jim Rogers が (非居住者のため) 日本で口座を開けなかったというエピソードは、日本の閉鎖性を示す、冗談のような、象徴的な事例だ。私も1年間海外に滞在して「非居住者」となったが、そのつもりで各銀行等の規約を読むと、少なくとも自分が口座を持っていた金融機関はどこも、非居住者が口座を持つことはできないようだった。
将来、少しでも海外生活を考えているなら、外国の金融機関に口座の1つも持っていた方がなにかと役に立つ気がする。私は持っていないが。
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