2012-03-31 読了
講談社文庫
西之園萌絵がこのシリーズでも存在感を増してきた。たしかもう一つのシリーズ「Gシリーズ」にも登場していた気がする。S&Mシリーズの「幻惑の死と使途」「夏のレプリカ」であったような、同時進行をさらに織りまぜていくのかもしれない。
個々の謎やストーリーはどうでも良いとは言わないが、それよりも、シリーズ内外の流れ、人間関係などが非常に気になる。
2012-03-31
2012-03-30
日本人は知らない「地震予知」の正体, ロバートゲラー
2012-03-29 読了
双葉社
この本の主張するところは、ただ一つ、
しかし、「地震予知は実現不可能」と何度も書かれているが、その根拠はそれほどはっきりと示されているわけではない。それらしい箇所は第3章の【地震が起きるプロセスは「複雑系」だ】か。鉛筆が折れるのを予測するのは困難だとか、「サイコロの出目を決定論的に予測することは、どうやっても不可能だ」などの記載がある。
【地震が起きるプロセスは「複雑系」だ】というのはそうかもしれないが、それが証明されているわけではなさそうだ。また一言に「複雑系」といっても、いろいろな程度があると思う。
引用が面白い。論文やいろいろな機関のウェブページ、はては新聞や週刊誌の記事など。
紹介されているリンクを集めていこう。(追加予定)
双葉社
この本の主張するところは、ただ一つ、
地震予知は実現不可能だから、そのための研究計画・体制はやめるべきというものだ(と思う)。
しかし、「地震予知は実現不可能」と何度も書かれているが、その根拠はそれほどはっきりと示されているわけではない。それらしい箇所は第3章の【地震が起きるプロセスは「複雑系」だ】か。鉛筆が折れるのを予測するのは困難だとか、「サイコロの出目を決定論的に予測することは、どうやっても不可能だ」などの記載がある。
【地震が起きるプロセスは「複雑系」だ】というのはそうかもしれないが、それが証明されているわけではなさそうだ。また一言に「複雑系」といっても、いろいろな程度があると思う。
引用が面白い。論文やいろいろな機関のウェブページ、はては新聞や週刊誌の記事など。
紹介されているリンクを集めていこう。(追加予定)
2012-03-27
名もなき毒, 宮部みゆき
2012-03-26 読了
文春文庫
なんと「誰か Somebody」の続編。まさか続編が出るとは思いもしなかった。というのも、それほどキャラクタが印象に残る、という類ではないと思っていたから。本書でもたびたび出てくるが、野心のない男、というような設定だ。とはいえ、考えてみると、今多コンツェルン会長の娘婿、その会社の広報誌編集部、という特異な役どころは、普通でない。そのような設定だと、いろいろな事件に首を突っ込ませ易いのかもしれない。
まあしかし、続編だろうがなんだろうが、本書(他の宮部作品でも同じだが)の魅力が減じるものではない。
例によって、内容には触れずにおこう。
解説によると、この作品は、2005年末まで新聞で連載され、2006年8月に単行本として出版されたらしい。その後ノベルズ版が2009年5月に出版。私の購入した文庫は2011年12月出版だ。単行本が出てから5年以上が過ぎている。もうちょっと早く文庫を出してもらいたいものだ。出版元としては、より高額で売れる版を、少しでも長く売りたいだろうから、宮部のようなベストセラー作家の作品は急いで文庫化する必要はないのだろう。
しかし小説を読むフォーマットとして、文庫が一番適していると思う。比較的安価だし、椅子に座っても、寝転がっても読める。電車の中でも取り出しやすい。反対に、単行本など、ハードカバーだし、大きいし、重いし、まったく利点が思いつかない。
日本の出版社の電子書籍に対する超保守的態度からもわかるが、読者の便宜などまったく考慮されておらず、自分たちの商売の慣習を頑なに守っているだけという気がする。
日本のマスメディアと同じで、出版業界も日本語という障壁に守られているので、まだまだ滅びないだろうが、20~30年後にそのままの形で生き残っているとは到底思えない。
と、ほとんど本作とは関係のない愚痴となってしまった。
文春文庫
なんと「誰か Somebody」の続編。まさか続編が出るとは思いもしなかった。というのも、それほどキャラクタが印象に残る、という類ではないと思っていたから。本書でもたびたび出てくるが、野心のない男、というような設定だ。とはいえ、考えてみると、今多コンツェルン会長の娘婿、その会社の広報誌編集部、という特異な役どころは、普通でない。そのような設定だと、いろいろな事件に首を突っ込ませ易いのかもしれない。
まあしかし、続編だろうがなんだろうが、本書(他の宮部作品でも同じだが)の魅力が減じるものではない。
例によって、内容には触れずにおこう。
解説によると、この作品は、2005年末まで新聞で連載され、2006年8月に単行本として出版されたらしい。その後ノベルズ版が2009年5月に出版。私の購入した文庫は2011年12月出版だ。単行本が出てから5年以上が過ぎている。もうちょっと早く文庫を出してもらいたいものだ。出版元としては、より高額で売れる版を、少しでも長く売りたいだろうから、宮部のようなベストセラー作家の作品は急いで文庫化する必要はないのだろう。
しかし小説を読むフォーマットとして、文庫が一番適していると思う。比較的安価だし、椅子に座っても、寝転がっても読める。電車の中でも取り出しやすい。反対に、単行本など、ハードカバーだし、大きいし、重いし、まったく利点が思いつかない。
日本の出版社の電子書籍に対する超保守的態度からもわかるが、読者の便宜などまったく考慮されておらず、自分たちの商売の慣習を頑なに守っているだけという気がする。
日本のマスメディアと同じで、出版業界も日本語という障壁に守られているので、まだまだ滅びないだろうが、20~30年後にそのままの形で生き残っているとは到底思えない。
と、ほとんど本作とは関係のない愚痴となってしまった。
2012-03-24
地球儀のスライス, 森博嗣
2012-03-24 読了 (2回目?)
講談社文庫
おそらく10年ぶりくらいに読む。短編集第2号(?)。S&Mシリーズが完結したあとに出版された(はず)。
S&Mシリーズのキャラクターが出る話が2つ、後のシリーズに登場する小鳥遊練無や香具山紫子が登場する話、(書いていないけど)名古屋大学が舞台の「僕は秋子に借りがある」など、内容充実。Vシリーズはかなり弾けているなあ、と、改めて思う。ので、そのうち、再読したい。
講談社文庫
おそらく10年ぶりくらいに読む。短編集第2号(?)。S&Mシリーズが完結したあとに出版された(はず)。
S&Mシリーズのキャラクターが出る話が2つ、後のシリーズに登場する小鳥遊練無や香具山紫子が登場する話、(書いていないけど)名古屋大学が舞台の「僕は秋子に借りがある」など、内容充実。Vシリーズはかなり弾けているなあ、と、改めて思う。ので、そのうち、再読したい。
2012-03-19
"間違いを伝えることでパニックになること"を恐れた, 下村健一インタビュー
「"間違いを伝えることでパニックになること"を恐れた」 内閣審議官・下村健一<インタビュー「3.11」第11回>
記事のタイトルはやや誤解を招きそうな気がするが、危機コミュニケーション(危機だけに限らないが)について、非常に示唆に富む話だと思う。
記事のタイトルはやや誤解を招きそうな気がするが、危機コミュニケーション(危機だけに限らないが)について、非常に示唆に富む話だと思う。
レタス・フライ, 森博嗣
2012-03-16? 読了 (2回目)
講談社文庫
短編集。
(2012-05-05追記)
すでにこの本のエントリを作っていた orz...
そもそもこのblogは、すでに自分が持っている本を重複して買うことがないようにするための記録として書いているだけなので、エントリの重複ぐらいはまあ放っておこう。
講談社文庫
短編集。
(2012-05-05追記)
すでにこの本のエントリを作っていた orz...
そもそもこのblogは、すでに自分が持っている本を重複して買うことがないようにするための記録として書いているだけなので、エントリの重複ぐらいはまあ放っておこう。
2012-03-04
中原の虹, 浅田次郎
講談社文庫 (1)-(4)
2012-03-04読了
実在の人物、張作霖の満州での活躍がメインストーリー。並行して清の終焉。
相変わらず読ませる。泣かせどころもある。
しかし最後は、まだまだ続きがありそうなところで終わっていて、続きが気になる。
2012-03-04読了
実在の人物、張作霖の満州での活躍がメインストーリー。並行して清の終焉。
相変わらず読ませる。泣かせどころもある。
しかし最後は、まだまだ続きがありそうなところで終わっていて、続きが気になる。
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