光文社
2010-08-03 読了
さすがにこの著者の本は情報量が多い。確率の問題などまであり、簡単に引っかけられてしまうことがよく分かった。金融機関の言うことには、いくら注意してもしすぎることはない。
引っかかる点もある。例えば、リバランスに関して。通常、良心的な本と思われるものでも、リバランスを勧めている。しかし、この本では、損失を抑えるためには、価格の下落したものを(一部)売却するのがよい、と、正反対のことを言っている。確かに筋は通っているが、長期的に見た場合、価値が上がると思って購入しているものの値段が下がったときには、ナンピンのチャンスと思ってしまう。売却して損失を確定させることは個人には難しい。短期的に決算する必要のある金融機関と対応法が違う場合もあるのではないかと思う。
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