2020-06-21 未読了
勧められて部分的に読んだ。
子育てが話題ではあるが、それを通じて、自分や組織をいかに前向きにしていくか、よい状態に持っていくか、というようなヒントにあふれていると感じた。
印象に残った言葉:
- 仲山進也
本当の遊びって、退屈な状態から自分で工夫して夢中状態や楽しさを生み出すことだと思うんです。
- 武田早雲
基本的に、子供たちのほうが新時代を生きる、進化した生き物なんですね。だから、親が偉そうにする意味がない。むしろ親はブレーキにしかなりません。できるだけ、邪魔しないようにしたいと思っています。
ものごとに感動する感度を高めるには、自分自身が機嫌のいい状態を保っていくことが大事です。だから互いに機嫌よく接することができる過ごし方を探すといいですね。
世界にはまだまだ出会っていないもの、知らないことの方が圧倒的に多い。ですから、何も定めることはできないんです。現時点の僕が設計できる夢や目標なんて、どう頑張っても、小さくまとまってしまうんです。
だから、できることはただ一つ。"感動・感謝の感性" を開いていくこと。
- 為末大
一番ファンダメンタルな力となるのは、やはり「自己肯定感」だと思います。その上で、成功するために大切なのは、「いろいろとやってみよう」と試行錯誤する気持ちになれること。
では、子どもが試行錯誤に前向きになるにはどうしたらいいか。僕は、側にいる大人たちが「なるほどね」「面白いね」「それ、いいんじゃない」と、感心しながら促していくことが大事なんだろうと思います。
人間は無意識のうちに感情に合わせた動きをしているので、感情とは逆のポーズをあえて取れば、それによって感情をコントロールすることができるんです。