2015-11-15

ルパンの消息, 横山秀夫

光文社文庫
2015-11-15 読了

横山秀夫のデビュー作らしい。また、ノベルズ版、文庫版の際に、それぞれ改稿されているそうだ。
ストーリーが多層に組み合わさっており、久しぶりに読書のために睡眠時間を削られた。

2015-09-27

復刻 桜島噴火記, 柳川喜郎

南方新社
2015-09-27 読了

桜島の大正噴火の際の、地震観測業務を担っていた測候所と、島民避難の様子などを克明に描いている。

当時は測候所内の地震計1台だけで、震源決定を行なっていたそうで、それで火山噴火の予測は困難だろうが、一方で、いくら観測が充実していても、結局のところ噴火するのかどうか、それによって避難が必要なほどの被害が生じるのかどうか、を事前に予期するのは現在でも難しいところだと思う。また火山に限らず、地震・水害など自然災害はそのような不確かな見通しのもとで、避難するかどうかなどの対応を決めないといけないが、そのギャップは今もあるだろう。非常に示唆に富む。

2015-09-22

震度0, 横山秀夫

朝日文庫
2015-09-22 読了

警察ものなので、事件の謎を捜査や推理などで解決していく、という筋かと思っていたが、若干違ったようだ。
たしかに「事件の謎」を追及しているには違いないが、警察(ある県警)内部の幹部を中心として、警察庁キャリアとノンキャリ・県警たたき上げ、組織内部の各セクションや個人それぞれの事情や思惑が優先されて、腹の探りあいを続けるさまは、ときに滑稽な感じすらする。

実際の警察内部はこんなひどいことにはなっていないと思いたいものだ。

2015-09-18

顔 FACE, 横山秀夫

2015-09-18 読了
徳間文庫

同じ婦人警官が主人公の短編集。なかなか新鮮で面白い。

2015-08-26

臨場, 横山秀夫

光文社文庫
2015-08-26 読了

独特の存在感がある、検死などを行う警察の検視官、倉石が主人公というか共通に登場する短編集。他殺と、自殺や自然死などを判断するのは重要な仕事だが、確かに、判断が難しい場合もありそうだ。

2015-08-19

真相, 横山秀夫

2015-08-19 読了
双葉文庫

警察官が主人公ではない短篇集。それぞれ、終盤になってコトの意外な真相が明らかにされるが、どの話も題材が殺人のため、やや重苦しい読後感。

2015-08-10

半落ち, 横山秀夫

2015-08-10 読了 (2回目)
講談社文庫

警察官、検察官、裁判官、新聞記者、など個人とその組織との関係、家族、などなどが相互に関係する。

この作品が直木賞にノミネートされていたが、結局は受賞を逃したようだ。その過程で横山秀夫は「直木賞との決別を宣言した」そうだ。