2026-06-03

Live in Chamonix, Yuka Yanagihara

2024年作品
2025-12-17 購入

2023年4月にフランス・シャモニーの Maison des Artistes というライブハウス(?)での柳原由佳のピアノソロのライブ盤。ホールではなく(たぶん)50人規模の会場での、まさにライブな雰囲気が伝わる。

オリジナル (1, 3, 7) 含む 8 曲が収録。オリジナル曲の中では、個人的には 2 の "La vos del viento" と 7 の "さくら/Sakura (Cherry Blossoms)" に惹かれる。

"La vos del viento" はスペイン風というかフラメンコ風というか、雰囲気のある曲で、途中で Clapping も入る。個人的には、Antonio Lauro のクラシックギターの曲で "Vals Venezolano No.3" とかが思い出された(全然似ていないけど:他の曲と間違えているかもしれない)。この曲はソロピアノだけでなく、山本玲子 (vib)・相川瞳 (perc) とのユニット「MAGNOLIA」や、筒井裕之 (g) とのデュオのアルバムでも演奏されているが、メロディーの良さやテンポ感がダイレクトに伝わるのはこのピアノソロ・バージョンではないかと思う。

"さくら" は、歌曲「さくらさくら」を連想させるが、日本的なフレーズも交えながらのオリジナル曲。こちらは(も)メロディが非常に美しく、ダイナミックな展開のある曲。アーティストの YouTube チャンネルでも同曲(ただし日本の教会で録音された別バージョン)が楽しめる(YouTube動画)。

私がよく知っている Hard Rock / Heavy Metal のライブ盤の多くは、 MC も入っている。このアルバムには MC は含まれておらず、個人的にはそこだけが少し残念な気もする。まあ些末な点だが。そのおかげで曲に集中できるという利点もあるかも。

2026-04-26

マスカレード・ゲーム, 東野圭吾

集英社文庫
2026-04-26 読了

まだまだ続く、マスカレードシリーズ。第4作目の本作も、やはり舞台はホテル・コルテシア東京。 シリーズ物の魅力の一つは、おなじみのキャラクターが登場し、本題とは別に、メタなストーリーも進行するところ。 本作でも新田や山岸が活躍する。 新たなキャラも登場。 メタストーリーでは、最後に新たな展開があった。(公式サイトで先に見てしまったが...)

ハラハラ、ドキドキ度(? 登場人物が危ない目にあいそうになったり)は、これまでほどではない気がするが、個人的にはそういうドキドキはしたくないので、ちょうどよい。

2026-02-11

ω城の惨劇, 森博嗣

2026-02-11 読了
講談社文庫

長く続いた「Gシリーズ」の最終巻(?)。しかし単行本は2022年に「オメガ城の惨劇」という題名で、ノンシリーズとして出版されていたらしい。 そもそも G シリーズでは、途中まで、西之園萌絵やその学生たちが中心に描かれていたが、彼らは本作では登場しない。とはいえ懐かしい名前もちらほら登場する。そこが楽しい。

それにしても本当に G シリーズ完結なのか? これまでの話で回収されていない伏線があるような、ないような。まあ勝手にそう思い込んでいただけかもしれない。

2026-01-10

マスカレード・ナイト, 東野圭吾

集英社文庫
2026年1月10日 読了

ホテルの「マスカレード・ナイト」というイベントに乗じた事件のストーリー。すべてが綿密に計算されている。最終的な犯人も、伏線としてきちんと登場している。 ホテルだから、いろいろな客が出入りしており、いろいろな挿話があるのだが、微妙にいろいろ絡み合っていて、事件に全く関係のない話はなさそうだ。なかなかの長編だが、一気に(といっても、そんなまとまった時間は無かったが)読んでしまった。

2026-01-01

マスカレード・イブ, 東野圭吾

集英社文庫
2026年1月1日 読了

登場人物は前作と一部重なる。 ちょっと短編集のような雰囲気があるが、最後(?) 本編(?) のプロローグ的な位置づけかもしれない。それでもしっかりとオチがある。 本編ももちろん面白いが、個人的には「仮面と覆面」が良かった。

2025-12-21

マスカレード・ホテル, 東野圭吾

集英社文庫
2025年12月21日 読了

ほぼ、あるホテルの中だけでストーリーが進む。物語の中で進む時間も、1週間程度だろう。

あらすじはネタバレになるので書かないが、いろいろな読み方ができる小説と感じた。 ミステリー小説として、犯人が誰かを考えたり、トリックを考えながら読むのももちろんありだろう。 個人的には、メインのストーリはもちろん、登場人物の人となりを示す挿話も、そのまま流れに身をまかせて、展開を楽しみながら読み進めるのが心地よかった。

2025-05-29

宙わたる教室, 伊与原新

文芸春秋
2025年5月29日読了

ネタ(定時制高校での実験内容など)は、実際のモデルがあるようだが、とにかく面白い。小説では定番の学園ものではあるが、それほど学生をその気にさせる先生の力量というものにも感服する。また、単なる学園ものとしても楽しめるが、研究の試行錯誤を追体験するとか、純粋にそんな実験ができるのか・あるのかという好奇心などがかきたてられる。