2026-06-06

角田健一ビッグバンド結成30周年「無観客ライブ at 紀尾井ホール」, 角田健一ビッグバンド

2021年作品
2025-09-09 購入

角田健一ビッグバンドの、2020年12月5日のライブ盤。JAZZスタンダードを中心に、オリジナル曲 (Swing Express) も演奏。大編成ならではの迫力と、絶妙なアンサンブル、音楽の楽しさを味わわせてくれる。

とてもありがたいことに、この時のライブの映像の一部を YouTube で公開してくださっている (こちら, Sing Sing Sing, Apple Honey)。このまま DVD で販売できるような品質の映像と音質。音楽だけでももちろん素晴らしいが、映像があると、例えば、各ソロパートの際の他のメンバーの反応や、ソロのためにステージ前方に歩いていくところとか、メンバー間のアイコンタクトなどなど、とても興味深いシーンが見られてより楽しめる。なにより、おじさんたちが演奏を楽しんでいる様子が素晴らしい。

そもそも、私はまず YouTube でこのライブ動画を観てから CD を買ったのだが、そもそものそもそもは、ある吹奏楽の演奏会で「Sing Sing Sing」を聴き、Swing や JAZZ に興味をもち(それ以前からも多少は興味はあったが)、YouTube で様々なグループの「Sing Sing Sing」を観ていてこの角田健一ビッグバンドの動画に巡り合った。オリジナル (by Louis Prima) は 1936 年の発表というから 90 年も前の曲なのだが、全く古臭さを感じさせない。アコースティック楽器というところと録音の良さも要因としてあるだろうが、角田健一の独自のアレンジも効いているのだろう。

あまり関係ないけど、例えば「8時だョ!全員集合」とか昔のテレビ番組では、このようなバンドが生で出演して音楽を担当することが当然のようにあった。当時はそれが当たり前だったのだろうが、今から考えると、とても贅沢なことのように思える。

このライブは、新型コロナウィルス感染症流行のため無観客での開催となったそうだ。ミュージシャンや音楽に関わる方々はとても大変な時期を過ごされ、言葉もないが、このように素晴らしい企画・演奏で聴衆を楽しませてくださることに感謝しかない。今はまたライブコンサートなどの生演奏を楽しむことができるようになり、本当に幸せなことだ。感染症だけでなく、世の中の情勢次第では、自由に音楽を楽しむことができないような状況も想像されるが、ミュージシャンへの感謝・応援とともに、そのような不幸な状況を避けるために、日頃から気を付けられるところは注意・行動したいものだ。

2026-06-03

Live in Chamonix, Yuka Yanagihara

2024年作品
2025-12-17 購入

2023年4月にフランス・シャモニーの Maison des Artistes というライブハウス(?)での柳原由佳のピアノソロのライブ盤。ホールではなく(たぶん)50人規模の会場での、まさにライブな雰囲気が伝わる。

オリジナル (1, 3, 7) 含む 8 曲が収録。オリジナル曲の中では、個人的には 2 の "La vos del viento" と 7 の "さくら/Sakura (Cherry Blossoms)" に惹かれる(1 は即興的なイントロか?)。

"La vos del viento" はスペイン風というかフラメンコ風というか、雰囲気のある曲で、途中で Clapping も入る。個人的には、Antonio Lauro のクラシックギターの曲で "Vals Venezolano No.3" とかが思い出された(全然似ていないけど:他の曲と間違えているかもしれない)。この曲はソロピアノだけでなく、山本玲子 (vib)・相川瞳 (perc) とのユニット「MAGNOLIA」や、筒井裕之 (g) とのデュオのアルバムでも演奏されているが、メロディーの良さやテンポ感がダイレクトに伝わるのはこのピアノソロ・バージョンではないかと思う。

"さくら" は、歌曲「さくらさくら」を連想させるが、日本的なフレーズも交えながらのオリジナル曲。こちらは(も)メロディが非常に美しく、ダイナミックな展開のある曲。アーティストの YouTube チャンネルでも同曲(ただし日本の教会で録音された別バージョン)が楽しめる(YouTube動画)。

私がよく知っている Hard Rock / Heavy Metal のライブ盤の多くは、 MC も入っている。このアルバムには MC は含まれておらず、個人的にはそこだけが少し残念な気もする。まあ些末な点だが。そのおかげで曲に集中できるという利点もあるかも。