2015-07-11

納棺夫日記, 青木新門

文春文庫
2015-07-11読了

納棺の仕事を垣間見ることができるだけでも面白いが、後半に、著者が親鸞や宮沢賢治などを引用しながら展開する、「死」の考察というか親鸞の解釈も興味深い。


2015-06-14

動機, 横山秀夫

文春文庫
2015-06-14 読了 (2回目?)

読み始めたらやめられない。寝る前に読み始めたら、深夜(未明)までかかって、最後まで読み続けてしまった。
すごい発想だ。特に「逆転の夏」。

2015-05-26

なぜ疑似科学を信じるのか, 菊池聡

化学同人 DOJIN選書
2015-05-26 読了

「疑似科学」「ニセ科学」などと呼ばれるもの・こと・ひとに対して、科学哲学の文脈(科学とは何か)から取り扱ったものは見たことがあったが、心理学的な面からそれを行う「ひと」を分析したもの。その観点からすると、疑似科学は非常に「人間的な」営みだということが明快に示されている。

2015-05-06

もうダマされないための「科学」講義, 菊池誠, 松永和紀, 伊勢田哲治, 平川秀幸, 飯田泰之+SYNODOS (編)

光文社新書
2015-05-06 読了

講演をもとにした(文章に起こした?)と思われる3つ+書き下ろし1つがメイン。本のタイトルは「『科学』講義」となっているが、かなり広い意味での「科学」が話題。3章はマスメディアの問題、4章は科学コミュニケーション。それぞれに興味深いが、特に講演をもとにした部分は、短いこともあり、やや食い足りない印象がある。

付録は読み物として面白いだけでなく、信頼できる情報源へのリンクなどが豊富に示されており、参考になる。

2015-03-31

相田家のグッドバイ, 森博嗣

幻冬舎文庫
2015-03-31 読了

父親、母親、兄、妹という一家の物語。主人公は兄。例によって(?)大学の建築学科の教員。
この作者のほかの作品にくらべて、登場人物の背景・人物像に関する記述が多い気がした。

2015-03-01

実験的経験, 森博嗣

講談社文庫
2015-02-28読了

本家によると「超短編集」だそうだ。だいぶ傾向は違うが、土屋賢二にも通じるところがあるかも(?)。会話文と地の文の区別をする記号「」の使い方を少し変えるだけで非常に読みにくくなることを実証して見せることにはじまり、さまざまな常識をうのみにせず一旦疑ってみる、という姿勢が端々にうかがえる。それは著者が「人間はいろいろな問題についてどう考えていけばよいのか」で書いていたことにも通じる。

それにしてもアイデアの宝庫。作家でもない自分が活かせるものではないが、惜しげもなくいろいろなアイデアが披露されている。そのせいか、森博嗣の本を読んだ後は、関係あることないことをいろいろと考えられて、程よい刺激が得られるのか、ここにいろいろとおもったことを書きたくなる。

2015-02-03

豊臣家の人々, 司馬遼太郎

2015-02-03 読了 (2回目?)
中公文庫

「 新史太閤記」や「関ヶ原」「城塞」で豊臣秀吉とその周囲の人物を題材にとっているが、この作品は、それらでもほとんど触れられない人たちをメインにした連作短編集。さすがに淀殿は上記でも出てきていたが。解説にもある通り、大和大納言(秀長)と結城秀康が光る。