2010-05-15

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略, クリスアンダーソン

Chris Anderson, Free: The Future of a Radical Price
小林弘人 (監修), 高橋則明 (翻訳)
日本放送出版協会
2010-05-12 読了

Google などの展開するサービスに関する本かと想像していたが、そのような話はむしろ末節で、ある意味新しいビジネスモデルの考え方などに示唆を与える、経済の新常識とでもいえる内容だ。

クライマーズハイ, 横山秀夫

文春文庫
読了: 2010-04-25

こんどこそうまくいくのか、と思っていると、がくっとさせられる。しかし、それが現実だ。

沈まぬ太陽, 山崎豊子

新潮文庫
読了: 2010-05-14

現実の事件と架空の人物が登場するので、ついついすべてが現実にあったことのように思えてしまう。題材となったJALはついに会社更生法を申請した。しかし路線の撤退など、会社の都合だけで決めさせてもらえないようだ。そのような環境が、会社を小説に書かれるような体質にした遠因なのではないか。

2010-04-17

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術, 橘玲

ダイヤモンド社
2010-04-16読了

いつもながらのスタイルの文体で、やや高度な海外投資の内容を紹介していく。いつもながらに情報量が多い。

この人の本は、投資のことを書きながら、常にライフスタイルとか人生の話になる。長期投資はイコール人生そのものくらいの期間が必要で、生き方にかかわってくると言うことだろう。

私はこの人の本にそのまま影響されているわけではないが、人生の選択肢を少しでも広く確保したいと常々思うようになったことは、あるいはこの人の一連の著作の影響かもしれない。

デリバティブ汚染, 吉本佳生

講談社
2010-04-17読了

読む前にタイトルから想像した内容とは大分違った内容だった。日本の地方自治体や大学、各種団体、企業などが、大手金融機関の販売するPRDC債など「欠陥金融商品」に大量に投資しており、新たな日本発の金融危機の火種になるリスクがあるという。

一般に日本では、銀行はお堅い業種と見られているが、そのような会社が詐欺まがいの商法で、デリバティブを組み込んだぼったくり商品を売りまくっている。変な投資信託を買わされる個人だけでなく、地方自治体や公的機関などの安定的な資産運用が求められる機関も、その餌食になっている。

日本の、問題先送り体質に見事に合致した商品を開発し売りさばく能力はたいしたものだ。このような金融機関とはなるべく接触しない人生を送りたいものだ。

2009-12-07

カクレカラクリ, 森博嗣

メディアファクトリー文庫
2013-07-24 再読

これをミステリィと呼ぶのかどうかわからないが、他の作品と違って人は死なないし、非常に爽やか。

例によって引用したい部分はいろいろある。他の作品にも似たようなことが書かれていたと思うが、役に立たないことをするのが人間らしさだ、という考え方には非常に共感を覚える。今の御時世、なかなかそのようなことを認めてもらいにくいが。

終戦のローレライ (1-4), 福井晴敏

講談社文庫